スピーチは出だしの10秒が勝負

落語家は、切出しのマクラで、聴衆を引きつけます。
小説家は、出だしの3行で、読者を引きつけます。
引きつけられなかったら、その小説は売れないだろうと。
お店も、開店・オープニングが勝負である。
オープニングで人が集まらなかったら、その店は繁盛しないだろうと。

スピーチも、切出しの10秒が勝負です。
切出しで引きつけられなかったら、それを取り戻すのに10分はかかるだろう・・・と。
切出しの一言で、よし聞こうと思わせる出だしが大切である。

そこで効果的な「出だし」の工夫を3つあげてみると
1)聞き手にとって興味、関心のある話で切出す。そのためには聴衆分析が必要。

2)聞き手の意表をつく切出し(聞き手に軽いショックを与えて)
 例;①明け方直前だった。
     ②国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪国だった。

3)現時点で世間で話題になっている話で切出す。

間違っても「いいわけ」して切出すのは、やめましょう。
「いいわけ」は聞き手の聞く意欲を阻害するだけで、何の効果もなく無駄なことです。

2019年04月10日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

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