小さな思いやり

私は毎日、午前7：00から30分ぐらい歩いています。
かれこれ30年になります。
つい先日のことでした。
川辺の土手に雑草が生い茂り、私の歩く歩道まで、はみ出していたのです。
歩くのに邪魔になるなぁー 誰か刈ってくれればいいのに…と思いながら
何日か歩いていたのです。
そうしたらそのあくる日、○○造園の業者が入り、20代ぐらいの作業員達10人ぐらいが
電動草刈り機で伸びた雑草を刈り上げてくれていました。
スカッとしたなぁと気持ちよく歩きながら、ふと目に止まったのが
小さな緑の山が4～5ケ所刈らずに残されていることでした。
私は刈り忘れたのかなと思って近づいてよく見ると、
それは高さ30㎝ぐらいの白い花びらと黄色の花をつけた満開の水仙でした。
1ｍぐらいの雑草の中に入り混じって咲いていたのだと思います。
刈ってしまえば作業もスムーズに進む筈なのに
敢えてこの水仙を刈らずに残している作業員の「小さな思いやり」に
私はグッときて思わず涙ぐみました。
お蔭でその日は、とてもさわやかな気持ちのいいウォーキングになりました。
すべてに小さな思いやりを!!
若い作業員達に教わった次第です。

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