話は人なり。いい話をするにはよき人間であること。

to do good(よきことをやる)を考える前に
to be good(よき人間であること)を目指しなさい
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ウシオ電機名誉相談役・牛尾治朗氏が、大学4年生の時に
安岡正篤師から言われた言葉を紹介します。
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大学4年生の牛尾氏に、安岡先生が言われた言葉です。
牛尾氏はその場面を振り返り、「衝撃だった」と語られていますが、
そのエピソードをご紹介いたします。
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しかしある時、
『最終的に就職を決める前に、安岡先生のお話を伺うように』
と父に言われ、私は安岡先生をお訪ねしたことがある。
私が今後の抱負をひとしきり述べると、
安岡先生は私を見つめながら、次のようにおっしゃった。

「to do goodを考える前に、
 to be goodを目指しなさい

この一言は衝撃だった。
それまで私は、あれをしたい、これをしたいと、
「to do good」ばかりを考えていた。
そうではなく、「to be good」。
つまり、よりよくあろうと自分を修める。
その軸がしっかりしていなければ何もできないし、
何者にもなり得ないのだと痛感させられた。
それ以来、私は事あるごとに、
to do goodの前に、to be good
と反芻し、自身を戒めてきた。

今日なんとか格好のつく生き方ができているのは、
人間としてのあり方の根本を安岡先生にご教授いただいた賜物であろう。

2022年05月19日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

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