くだらないことでも発言すること
日本人は公の場で発言を求められても、なかなか発言しようとしません。
黙っていても解ってくれると思っているからでしょうか?
こんなことを言えば恥をかくのでは…。
今言わなくても別に…。
言えば文句を言っていると思われるかも…etc。
そこで今回は、脳科学者の中野信子さんの話を紹介します。
世界各国を代表する研究者が集うフランスの原子力庁で脳科学者として研究をしていた
中野さん。彼女が最初に驚いたのは
仕事で結果をだす人ほど、自分自身とプライベートな時間を大切にしている
ということだ。
中野信子さんが話すのには、
「戸惑ったのは、たとえくだらないことでも皆がすぐ発言するということ。
私は日本人的な感覚で、これを言ったら馬鹿にされると、ついためらってしまう。
その一瞬のためらいが差をつけます。
人種や宗教など異なる背景を持つ人が集う場では、
言わないで理解されることはありえないと分かりました。
言葉にしたことが全てで『行間』はないんです。」
何より中野さんが日本人に足りないと思うのは
彼らが持つ、逆境をバネにして利用し、活かすという強さだ。
「とにかくずぶとく、逆境も自分の糧にして、したたかに生きる。
ただこれは、彼らが脳の使い方が上手なだけで、慣れれば誰にでもできます。
もう駄目だと思っても、考え方次第で活路は幾らでもある。
脳科学の面から、皆がそれに気づくお手伝いをしていけたらと思っています。」
まずは、自分の強みを自覚しよう。
“悪い案だせない者にいい案だせるか”
― 御木本 幸吉 (世界の真珠王)―
2020年09月02日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed