「よい聞き手」になるために

ビジネスパーソンの中でも営業担当には、「相手の話を聞く」姿勢が強く求められます。
商品の特徴を並べ立てて、いかに優れたものか、
一方的に話す営業マンがいますが、果たしてそれで業績は上がるでしょうか。
もちろん商品の特長を説明することも大切ですが、
それよりまずは相手に話をしてもらって、その話をじっくり聞くことです。
相手が話をしたくなるような話題を振って、時に親身になり、
時に感心し、時に大きくうなずいて、相手に気持ちよく話してもらうのです。
人は自分の話を聞いてもらうと、存外うれしいものです。
まして初めて会った人が、自分の話を熱心に聞いてくれると、感動すら覚えたります。
自分の話を聞いてくれる相手には当然、親しみを持つし、好感度も増します。
お客は、商品を選ぶのではなく、商品を売りに来たセールスパーソンを選んでいるのです。
営業担当としては、相手が話していることばかり聞いていれば、
相手が何を求めているのかがわかります。
「だったらこんな商品はいかがですか」という商品の提案もできるようになるでしょう。

常に「おかげさま」の気持ちをもって、陰口や悪口は慎み、
相手の話をじっくり聞く姿勢を持つ。
そうすることで、好感度や信頼は随分高まるし「伝える力」にも
いっそう磨きがかかることでしょう。

2019年08月02日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

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