堺文化大学「映画とともに半世紀」             映画字幕翻訳家 戸田奈津子さんの講演を聞いて

        好き=才能です。

6月2日フェニーチェ堺大ホール(2000席)にて字幕翻訳家 戸田奈津子氏の話を
聞いてきました。
戸田さんは1936年(昭和11年)生まれ88歳。

好きな映画と英語を生かせる職業を志すが、門は狭く、短期間のOL生活もしたが
自分の性に合わなくて1年半でやめ、字幕翻訳の夢を追い求め、
1970年に初めて「野生の少年」「小さな約束」などの字幕の仕事を経て
80年に話題作「地獄の黙示録」で本格的なプロとなり
以来1500本以上の字幕翻訳を手掛けている。

当日は主に戸田さんの生き方についてのヒントを話されました。

とにかく自分の好きなことに生きること。
また、やって楽しい、楽しいことをしたい!これを見つけること。

戸田さんはこれらを早い時期に見つけたそうだ。
しかし最近の若い人に、好きなことがわからないという人もいるが
それは自分を見つめていないからだと言う。
楽しいと思うことがつまり好きなことなのです。

“好き”ということはあなたの才能なのです。

人は誰れしも1人ひとり天から与えられた才能が必ずあります。
その才能を生かすことです。

しかしながら今の日本の学校教育は、画一的ですべてに右へならえの教育なのです。
これでは子供達の才能は摘み取られているのです。
ですから親は子供達の好きな事を伸ばしてあげることが重要です。

最後に、短い人生です。
これと思う自分の好きなことに自分からチャレンヂし、悔いのない人生を歩んで欲しい。

88歳の戸田さんが1時間半立ちっぱなしでエナルギッシュな生き方を
情熱を込めて語られました。

 

2024年06月05日 | Posted in 日々の生活で思ったこと | | Comments Closed 

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