人の話は何かしながら聞くのはやめよう
横綱の日馬富士は、巡業先の懇親会(モンゴル出身の力士の親睦の場)で、後輩力士の「貴ノ岩」を、カラオケのリモコンで頭を殴り、怪我をさせたと言う。
酒を飲んでいた席とは言え、横綱が暴力を振るうのは問題だ。
と、批判をあび、自ら責任をとって横綱を辞めた。
「日馬富士」は最後の記者会見で、
「暴力を振ったのは確かに悪かった。が、私は、モンゴル出身の力士が軽く見られていることがままあるので、常々、後輩力士には、挨拶やマナー、おじぎの仕方など、世間の批判をあびないよう厳しく指導していたのです。」
と言い訳もしていた。
私はこの事件を耳にしたとき、ピンときたのは “貴ノ岩の聞く姿勢” です。
酒の席とは言え、横綱から自分の至らぬ点を注意されているにも拘わらず、スマホをしながら “馬耳東風” では、あまりにも聞く姿勢がなっていない。
これでは日馬富士に殴られても仕方ない。
私はこの事件の原点は、貴ノ岩の聞く姿勢に問題があったと言わざるを得ないのです。
人の話は、何かしながら聞くのではなく、相手の目を見て合づちを打って、真剣に聞こう。
2017年12月28日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed