「聞く力」をつければ「話す力」が伸びる

「いかに話すか」はコミュニケーションの一方の柱となるものですが
もう一方の柱に「いかに聞くか」という問題があります。
話す力と聞く力がセットになって、円滑なコミュニケーションが成立するのです。

相手の意見を正確に聞いて理解し
そのうえでこちらの意見を話すという作業の繰り返しがコミュニケーションです。

聞いて理解するという部分が抜けていると
いかに立派なスピーチをされても心には響いてきません。

相手が何を求めているのか、何を聞きたいと思っているのかがわかれば
そこにストレートに訴えかけることができます。
話し手が美辞麗句で飾り立てた言葉を投げかけたところで
それを聞く人の心が、受け入れなければ、反発を買うだけでしょう。
その意味で、コミュニケーションは聞くことからはじまるといえると思います。

では、聞く力を身につけるには、どうすればいいのでしょうか。
そのためにまず必要とされるのは、「素直であること」と「謙虚であること」です。
上下関係や年齢にとらわれず、素直な気持ちで謙虚に耳を傾ける姿勢が重要です。
そういう姿勢をもって初めて、相手の本心が聞こえてくるのです。

2020年03月26日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

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