人前でのスピーチ 余裕をもって話す

大勢の聞き手は、それなりに話し手を批判し、
また話し手のスピーチの内容から自分の考えをつくりあげていこうとするものです。
そこで話し手は、自分の話がどう聞かれているか
といった心の余裕をもって話すことが大切です。

とくに大勢を対象にした場合は、余裕というものがなければ
聴衆がその話に耳を傾けることは難しいのです。

話し手に余裕がないと、ユーモアに欠け、明るさを失い硬直化してしまいます。
また、無声の聴衆に対し、自在に反応しながら話をすすめることができません。

しかし、余裕は一朝一夕に身につくものではありません。
人前へ立ってしっかりと聴衆の顔が見えるというのは
かなり経験を積んだ人だと言えます。
したがって余裕をもって話すためには“なれる”ということが必要です。

わたくしの主催する話し方学院では毎回、二分間の実地練習を人前でしております。
最初、受講生はアガったり、とちったりしていますが、
回を重ねることによって、その人なりに話に自信を持つようになります。
要は、一回一回の話に全力をかたむける、精一杯やる、そして馴れるこれが大切です。
機会あるごとに、率先して一回でも多く人前に立って話すよう心がけて下さい。
その回数が多ければ多いほど自信が生まれ、そして育ち、その自信が余裕を生むのです。

要は、一回一回全力をかたむける。

精一杯やる、そして馴れる

そこから、余裕が生まれるのです。

2019年06月27日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

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