人前での話は、見せ半分、聞かせ半分
普通、初対面の人と会ったとき受ける刺激度は、
視覚が70%~80%、聴覚20%ぐらいといわれています。
つまり、視覚が聴覚より3~4倍強といえます。
そうであるならば、話も聞き手に見せる部分を上手にとり入れれば
楽しく聞かせられるはずです。
落語家や漫才師は、話術のプロでもあるにもかかわらず
盛んにジェスチャーをとり入れて話しています。
話の質量の一部を視覚にゆだねている、ということです。
コトバの他に、表情や動作や服装や、ときには小道具などいろいろの
力を借りて話す方が、聞き手にわからせることができるからです。
しかも、彼らはむずかしい話は一切しません。
聞き手に興味のある、ごく身近な話に限定して話をつくり、進めます。
だから聞き手は「わかる、わかる」と、まるで自分のことを言われて
いるみたいに共感し、聞き入るのです。
私たちも自分の話が乗ってくると、自然にジェスチャーが出てくることがあります。
このジェスチャーが見せて聞かせるのです。
人は誰でも、ジェスチャーを交えて一生懸命に語りかける話し手には
つい聞き入ってしまいます。
また話し手も、自然な身ぶり、手ぶりで話すことによって
言いたい内容をしっかりと聞き手に伝えられるのです。
プロの落語家や漫才師は「見せ半分、聞かせ半分」ぐらいで
楽しく話しているように思われます。
私たちは、プロのその人たちのように
たくみな表情や動作などアクションはできませんが
せめて自分なりに身ぶり手ぶりを意識して
「見せ半分、聞かせ半分」
を心がけて話してみることも大切です。
話は「見せ半分、聞かせ半分」と心がけ、
楽しく聞かせる話にチャレンジしよう
2019年01月30日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed