講演で、パワーポイント(映像と文字)を駆使しての話は、 聞き手にとって何も残らない
近ごろの講演会は、講師が最初から最後まで
パワーポイントを使って話すスタイルが増えてきているように思う。
リアルな映像を使って、文字も加え、話すのは
視覚に訴える上において、ある面では効果的だとも言えます。
一方、聞き手にとっては
絵を見て、文字まで読む、読んでいる内に次の映像に変わり
次から次へと読み切らない内にまた変わる。
これでは講師の話が耳に入らないのです。
結局、講演が終わった状態で、
聞き手の頭に残っているものは何もない
と言うのが実情である。
すべてとは言わないが、大方はよく似た状態だ。
講演にパワーポイントを用いるのは、せめて10コマぐらいにし
あとは話で、伝えたい思いを込めて聞き手に訴えるべきである。
講演は
聞き手の心に残る
心に響く
そしてその内容が、聞き手の行動に結びつくものでないと
講演とは言えないのではないか?と思うこのごろです。
2018年12月08日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed