民主党代表選、決選投票、野田氏の演説が功を奏する

8月29日(月)に行われた民主党代表選挙は、野田氏、海江田氏、2名の決選投票となった。
投票前に二人の演説5分間ずつが行われた。
決選投票では、二人の演説を聞いてからという議員がかなりいたそうだ。

二人の演説を聞いてどちらか印象深く残ったかといえば明らかに野田氏だ。
その理由はわかりやすい例え話(具体例)を入れ共感を呼んだことだ。

その例とは「今の民主党の状況は、雪が降った坂道を大きな雪だるまを造りながら坂の頂上目指して前へ進めている状態だ。
しかも途中で大きな雪だるまが転がり落ちそうな危ない状況だ。
一歩たりとも手を緩めるわけにはいかない。
今こそ挙党一致し政権運営に当たらなければならない」と強調。
危機に立つ財政面の立て直しも平素の自論を訴えた。

雪が積もる坂道をなお大きな雪だるまを造りながら前へ進めていく危険、極まりない状況だ。
今こそ民主党総力を挙げて取り組まねばならない。
この雪だるまの具体例がどちらの候補に投票するか迷っている議員の票を確とつかんだに違いない。

スピーチ、演説にはこの例え話(具体例)を入れることが話を分かりやすく聞かせ、かつ印象深く残るのである。

大仲学院長の“人生に勝つコツ”シリーズ

2017年10月09日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

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