十人十色、ここ一番はモノを言おう-物事のスタートも解決も最初は一人の意見から-

日本人はここ一番にモノを言わない。
言わないというより、言えないのだ。
日本人の発想は、こんなことを言えば、人はどう思うだろうか?と自分よりも他人、回りを気にするのだ。
和を尊ぶからだ。

言おうか?言おまいか?と迷っているうちに、言うチャンスを逃してしまう。
そういうときに限って身分の意図しない方向に物事が決まってしまうことが多い。
しまった!あの時言っておけばよかった・・・と後悔しきり。
ひとたび決まったことを覆すのは並大抵の苦労ではない。
だから、言おうと思った時は、あと先、考えずに言うことだ。
言う事で、一石投じた事になるのです。

話しは変わるが、アメリカへ1年留学して帰ってきた日本人留学生に、アメリカで何を一番得ましたかと聞いてみた。
彼は即座に、「人の意見にも波風立てずに反論できるようになった。」と答えた。

聞けば、アメリカでは授業はじめ、ディスカッションでも必ず「君はどう思うのか。君の意見を言いなさい。」と訓練されるそうだ。
意見が言えなければ知恵がないと言う事で仲間には入れてもらえないと言う。

日本では学校でも会社でも、自己主張できる訓練は皆無に等しい。
従ってここ一番にモノが言えないし、波風立てずに反論も出来ない人が多い。

世の中、グローバル社会で変化の激しい時代です。
時代の変化に流されないよう、橋下徹 大阪市長や、石原慎太郎 東京都知事のように、ここ一番、いざ鎌倉!というときは、勇気(言う気)を出して、堂々と自分の意見を言おう。物事のスタートも解決も、最初は一人の意見からです。

大仲学院長の“人生に勝つコツ”シリーズ

2017年10月09日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

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