方言は故郷の香りをにじませた言葉、もっと自信を持って使いたい

方言が抜けないために、周囲から笑われるのではないか
田舎者だと思われはしないかと気になって
伸び伸び話せなくなっている例は少なくありません。

教室にこられている東北出身の中西さんもその一人です。
「中西さんのご出身は、ひょっとしたら東北の方ですか?」
「えー、やはりわかりますか?」
「方言が出ないよう気を付けているんですが…。」
と言うのがいやで教室へ来ましたと…。
できたら「標準語」で話せたらとつくづく思うんですよと…。

気持ちはわからなくないですが
例えばNHKの朝ドラでヒロインや出演者たちが
方言を使わないで標準語で会話されたらどうでしょう。
面白くも味気もない、つまらないドラマになってしまうにちがいない。
方言で気をつけたいのは
他の地方の人には意味が通じない独特の表現や言い回しを
避けることぐらいです。

むしろ思い切って自分の方言を話題にして
聞き手を楽しませてみてはいかがでしょう。
またお国訛りも、おいそれと抜けるものではなさそうです。
せっかくの故郷の香りをにじませた言葉なのです。
大切に自信を持って使いたいものです。

2021年06月22日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

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