質のいい話をするには、話し手の人間性を磨くこと

私の友人に、社会人落語をやっているH氏がいます。
彼は素人落語のコンテストのチャンピオンを目指し、何回もチャレンヂしています。
H氏は、プロの落語家の教室で勉強しています。
ある時、プロの落語家に
どうすればもっと人を笑わすことができるか?その極意はありますか?
と聞いたところ
落語家は
その前にオマエ(・・・)の人間性を磨け
と言われたそうだ。

また講談師の一龍斎貞水(人間国宝)さんも
講談ってのは、人間性が表われるものだから
まずは話をする人間を育てない限り、いい芸ってもんはできませんよ。
高座に上がっても心ない人が語ったところで、お客さんは感動しません。
話す人の人間性が乏しければ、人物像が浮かび上がってこないんです。
と語っている。

質のいい話をするには、究極のところ、話し手の人間性を磨くことに尽きると思います。

2020年04月06日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

関連記事