聞かせる要素⇒情報・研究・娯楽

聞き手が多数ということは、その各人の希求するところがまちまちである
と考えなければなりません。
その人たちが等しく耳を傾注してくれなければ、大勢に話すことは無意味になります。

そこで、これらの人々に聞かせるためにはスピーチの内容面で
基本的に守らなければならないことがあります。
それには、次の要因を考慮して話すことです。

  1. 情報的なもの⇒ニュース・バリュー
    情報化社会です。
    人はニュースやよい情報を、誰よりも早くキャッチしたいと望んでいます。
  2. 研究的なもの⇒自己啓発
    講演会は、その最たるものでありましょう。
    その道のエキスパートとして、研究内容をわかり易く話す。
    聞き手に知識や教養を与える。
    では、私たちにとって研究的な話とは何か。
    自分の専門的な仕事のこと、異常な体験談、趣味や特技、信念や信条、
    自分なりの健康法などなど、自分がよく研究し、熟知している内容を
    実例をもって具体的に話します。

  3. 娯楽的なもの⇒心の休養
    人は面白い話を聞きたがっています。
    落語、漫才はお金を払ってでも聞きに行く。
    面白いし、笑わせてくれるからです。
    素人の私達にも、笑わせる事の出来る話題はあります。
    それは、「失敗談」です。人の失敗談は、誰が聞いても面白いものです。

右記の1~3のうち一つでも入っていれば
一応耳を傾けようという気を聞き手に起こさせることができます。
できれば、その場の状況に応じ、この全部を入れるか、組み合わせて話すかを
工夫すればよいのです。

人に話を聞かせるには、
情報的・研究的・娯楽的な要素があなたの話しの中に入っているかどうか?
それをチェックしよう。

2019年11月29日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

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