スピーチの“ 結び “ は最後の決め球(ダマ)である

スピーチを成功させる上において、“結び”は、最後の戦略地点です。
結び(終わり)の大切さは、いろんな面でもいえます。
たとえば、印象に残る映画は、ラストシーンがいい。
いいお店は、店をでるとき、心のこもった“ありがとう”の言葉があって後味がいい。
マラソンも、最後の5分で勝敗が決まります。
オリンピック体操競技でも、最後の着地が勝負です。

スピーチでも“結び”で決まる、ということを、案外忘れている人が多いようです。
もう終わるかと思って拍手したら、
まだ終わらないで話し続ける人も、意外と多いのです。
もう時間ですか、まだまだ話したいことがあるのですが…
と中途半端に、終わる人もいたりします。
話を終わらせようとはしているものの、終りのことばが浮かばないまま
堂々めぐりをしている人は、聞いていてもハラハラします。
話の“結び”は、明瞭、簡潔に、しかも時間きっちりに終わらせたいものです。

そこで“結び方”の例を、いくつかあげてみます。

  1. 要約して結ぶ。
  2. 誓いや願望をかけて結ぶ。
  3. 決意を述べ、協力を呼びかける。
  4. 余韻を残して結ぶ。

スピーチの“結び”は簡潔・明瞭に。
ドアをバタンと締めるように終わりたい。

 

2019年07月02日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

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