人前で話すとき、いいことを言おうとしない

「人前で話すとき、一番大切なのは自分が常に考えていること、
思っていることを平易な言葉、平易な話し方でそのまま表現することです」
いちばんよくないのは、付け焼き刃で借り物の話をすることです。
人間は人前で話をするとき、少しでも格好よく思われようという心理が働くため、
事前に本などを読んで、そこから引用してネタに使おうとしがちです。
そして、それを自分の言葉であるかのように話す人がいます。

しかし、何の説得力もありません。
内容は簡単でも、自分のものにしたことがらを話したほうがはるかに説得力を持ちます。
借り物をしゃべろうとするから緊張するし、話も駄目になるのです。
ひとまえで話すことが嫌いな人は、「いいことを言わなきゃ」と意識しすぎて
自らハードルを高くし、それがプレッシャーになっていることが多い。

人はどんなに背伸びをしようとしたところで、
自分の体験や自分の考えに根ざしたこと以上の話はできないものだ。

いいことを言おうとしない。

肩の力を抜き、まず踏みだせよ、ということです。

2019年06月19日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

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