原稿を見ないで話す

講演会で、原稿を見ないで話す講師には魅力を感じます。
話す意欲、自信、気迫が乗り移ってくるからです。
事実、その方が圧倒的に聞き手をひきつけています。

選挙演説でも、どの候補者もマイクを片手に
原稿を見ないで堂々と自分の主義・主張を訴えています。
そして買い物客や道行く人を足止めさせて、話を聞かせ続けています。

私も、講演や挨拶は、原稿を見ないで話すようにしています。
原稿を見ないで話すと、不思議とひらめきやアドリブが出てくるものです。

このことからもわかるように
人前で話す時、せめて5分位までの話の場合は
原稿や書いたものを見ないで話すよう努めましょう。

では、どうしたら原稿を見ないで話ができるのか。


まず、原稿を書いて、その原稿を声に出して徹底して練習します。
内容が頭に焼きつくぐらい練習するのです。
練習は、人を裏切りません。
また練習は、不可能を可能にします。


比較的長い時間話す時(たとえば15分、30分~1時間)は
言いたいことをメモにしておき、時々メモを見ながら話してもいい。
話が乗ってくれば、メモを離して、聞き手に目を配りながら、
熱意を込めて話し続けます。
話し手と聞き手が一体となった時、話の内容が呼吸しはじめるのです。


なるべく、本番並みの練習方法として
前もって家の人や周りの人に一度聞いてもらうのもいい方法です。
そうすれば、本番に近い雰囲気も確められ、
また、率直な批判も聞けるのでそれを生かし、本番で自信を持って堂々と話せるのです。

2019年03月29日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

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