あなたの語彙力アップは新聞や本の音読から

近ごろ本屋へ行くと入口近くに平積みにされている本に、「大人の語彙力のノート」「大人の語彙力を身につけよう」と言うような、語彙力に関する本がやたら目にとまります。
たしかに自分の思い、考えを相手にわかりやすく伝えるには、豊富な語彙力はかかせません。
私の教室にこられる受講生の中にも何人かは、言葉が思うようにスラスラ出てこないんです。

「どうすれば出てきますか?」と言う悩みを聞かされます。
それは平素から、頭の中にいい語彙を仕入れる努力を怠っているのが、主たる要因かと思われます。
言わば、銀行に預金していないのに、引き出そうとするのと同じです。

では、語彙を増やすにはどうすればいいのか?
効果的なのは、新聞や本を音読(声を出して読む)するという方法です。

語彙は音読することで、印象に残りやすくなります。
昔は、新聞を音読する人がたくさんいました。
それは音読によって、自然と語彙を増やそうとしていたのかも知れません。
小学生の頃の「本読み」もこれにあたると思います。

音読することによって、言葉を、口で憶え、耳で憶え、頭で憶えるという3つの感覚で入ってくるので、黙読よりも言葉が記憶に残ります。
語彙を増やすため、まずは新聞、本の音読を始めてみてはいかがでしょうか。

 

2017年12月20日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

関連記事