ビジネスのプロフェッショナルとして心得ておきたいこと

3月から新しく週刊誌AERA(アエラ)(朝日新聞出版)を購入し、主な記事を読むようにしています。
毎週月曜日発行で、月4回配本されます。
今回は、4月22日号で「あっそうだったのかと我が意を得た」内容を掲載します。
それは、ローソン社長の新浪剛史氏の“プロフェッショナルへの道”です


何を持ってビジネスのプロと言えるのか?
答えはひとつではありませんが、仕事へ向かう「心技体」が整っていなければ、結果を出せません。
「早く新しい仕事を覚えたい」という人が多い時期ですから、「技=スキル」の磨き方から話を始めましょう。

単刀直入に言いますと、自分の仕事にかかわる「専門知識」と、物の道理や哲学といった「一般知識」の両方を学ばなければ、プロとしてのスキルは上がりません。

ふたつの関係を、僕はよく逆T字形で説明します。
横軸が一般知識で、縦軸が専門知識。
互いにひっぱり合う関係で、横軸が伸びると縦軸も伸びる相乗効果があるのです。

その道のプロと呼ばれるには、専門知識を伸ばすのが近道と考えがちですが、そうではありません。
好奇心旺盛で、さまざまな知識をもった大勢の人とかかわることで自分の考え方の幅が広がる。
結果、自分が本当に得意な分野は何かと問い直し、専門知識をより磨くことにつながるのです。

このことを僕は20代前半の商社マン時代に先輩から教わりました。
「会社で早く実力をつけたい」ともがいていた僕に「外へ出て学べ」とアドバイスしてくれたのです。

毎週、社外の勉強会に参加するようになりました。
名経営者と言われる人たちが、各分野で活躍するメンバーを集めて会合を開いていたのです。
参加するたびに刺激を受け、勉強に熱が入りました。
将来、経営者になりたいと夢を描いたのも、あの体験が大いに影響していると思います。

要は“井の中の蛙”ではだめだということ。
与えられた環境に甘んじず、自ら道を打開しようと汗をかいてこそ自分が磨かれます。

ローソン社長 新浪剛史


大仲学院長の“人生に勝つコツ”シリーズ

2017年10月10日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

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