頼まれごとは試されごと

「スピーチは短く、幸せ長く、頼まれごとはしっかりと」この言葉は元総理大臣の竹下登氏の演説のまとめのフレーズですが、中々うまく言っているなぁと感心します。
特に政治家らしい「頼まれごとはしっかりと」は竹下さんのお人柄を感じさせます。

以前、私が近大生だったころ、大学の助教授が授業の中で話された。

私が国鉄(現JR)大阪駅で部長をしていたが、定年になり退職後の事を考えていた時、たまたま、この大学から助教授で来て欲しいという声がかかり、お陰で定年後、再就職できたのです。

しかしなぜ私に声がかかったのか自分でも不思議でした。
よくよく考えてみたら一つ心当たりがありました。
それは私が若いころから人にものを頼まれたときは、できるだけ断らないよう心掛けてきたことです。
きっとこれに違いない、それしかないのです。
「君らも人から何かものを頼まれたらできるだけ断らないようにすれば、何かいい事ありますよ。・・・」と話されました。
私は妙にこの「断らん方が物事うまく行くよ」が頭に残り、それ以後、私も出来るだけ頼まれ事は断らないように心掛けています。
どうしても断らなければならないことは早目にはっきり断るようにはしていますが・・・

また最近送ってもらった本「人間力の磨き方」著書 横井悌一郎(LMP経営塾塾長)を読んでいたら、年300回は講演すると言う中村文昭さんの4つの講演基本テーマが出てきました。それには

  1. 返事は0.2秒
  2. 頼まれごとは試されごと
  3. 出来ない理由を言わない
  4. 今、出来ることをやる

が書かれていました。

私はこの中で「頼まれごとは試されごと」を肝に命じ、頼まれごとは極力引き受けてしっかり対応し、多くの人に喜んでもらえるようにして行きたいと思っています。

大仲学院長の“人生に勝つコツ”シリーズ

2017年10月09日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

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