良いスピーチをするには、別に雄弁を必要としない

良いスピーチをするには、別に雄弁を必要としません。
3月になるとPTA、自治会はじめ、役員の交代時期だ。
最近では特に役を引き受ける人が少なくなってきている。
仕方なくジャイケンをして役を決めているところも多いと聞く。

引き受けにくい人の要因は、スピーチが苦手だからという人が大半だ。
うまく話せなくて恥をかくのは嫌だと言う。
ではどうすればスピーチがうまくできるのか?

自分の言いたいことを一つか二つに絞り、自分の言葉で短くわかりやすく話す。
本の音読・落語や他人の会話を聞き、声調・口調、間の取り方を工夫するのも良い。
かといって、立て板に水のごとくの雄弁は必要としません。
スピーチは最後はその人の人格に行きつく。
ガメツイ人は、ガメツイ話をする。
温かい人は、温かい話をする。
優しい人は、優しい話をする。

スピーチとは、他人から好意をもたれる人格を養うことが不可欠である。
好意をもたれるには、人に関心を持つ、笑顔をいつも。
聞き手にまわる、相手の長所を心から褒める、等々、平素の心構えが大切だ。

2017年10月09日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

関連記事