聞き手を行動に移させる「スピーチ」を

先日、著名な方の講演会を一時間半ばかり聞いてきた。

講演のタイトルは「今、この危機を乗り越える経営の真髄に学ぶ」である。
タイトルはいいので、大いに期待して会場に向かった。

10分ぐらい遅れて着いたので、既に講演は始っていた。
会場へ入る途中で、講演者の話しぶりが聞こえてきた。
その瞬間、「これはアカンナ」と思った。

そのあと一時間あまりスピーチを聞いていたが、案の定、内容も新鮮さがなく、語りも単調、その上聞き手に目配りもしない。
大半の時間は、黒板に文字を書きながら話す。
中には3割ぐらい居眠りしている人も・・・。
もっと迫力のある、来て良かったと思わせるスピーチはできないものかと、がっかりした講演会であった。

現総理の鳩山由紀夫氏のスピーチも、のらりくらりと言いたいことがはっきりしない。
逃げの発言が多く、いかにも頼りないのである。内閣支持率が低下するのは当たり前だ。

リーダーの話しぶりは、本音で熱血を語り、聞き手を鼓舞し、「行動に移させる迫力あるスピーチ」をして欲しいものである。

現代は、「暗黙の了解」「以心伝心」の通じない時代だ。

今ほど言葉でスピーチで人を説得する能力が問われている時代はない。

大仲学院長の“人生に勝つコツ”シリーズ

2017年10月09日 | Posted in 大仲学院長の感じよく話すヒント聞くヒント | | Comments Closed 

関連記事